環境自治体スタンダード(LAS-E)のガイドブックを出版

(2007.4)

 環境自治体会議では、環境自治体を目指すための規格「環境自治体スタンダード(通称:LAS-E(ラス・イー))」を開発し、秋田県能代市、京都府八幡市、北海道士幌町、滋賀県高島市、愛媛県内子町、兵庫県伊丹市、東京都八王子市などでLAS-Eに準拠した環境マネジメントシステムが運用されている。こうした運用自治体の経験や規格の解説などを収録した「LAS-Eによる環境マネジメントシステム構築ガイド〜市民監査による環境自治体づくり」が叶カ活社より発行される。


本書の内容は、大まかに第1〜3部と資料編の4つに分けることができる。
 まず、「第1部 LAS-E とは何か」では、これまでの自治体における環境マネジメントと今後のあるべき姿、そして、LAS-Eというという制度の概要・特徴などが収録されている。
 次に、「第2部 LAS-E に沿った環境マネジメントシステムの構築ガイド」では、システムの構築から監査・判定に至るまでの手順やポイントを解説。
 さらに、「第3部 LAS-E の導入事例とその評価」では、ISO14001認証登録からの切替で、全国で一番最初にLAS-Eを導入した秋田県二ツ井町(現・能代市)、現在全国で唯一、第2ステージの全ての部門に取り組んでいる京都府八幡市、合併を経験しEMSの導入にあたってLAS-Eを採用した高島市の3つの導入事例における取り組みの経緯や効果のほか、監査員と被監査側の実行責任者へのアンケート結果、士幌町や伊丹市などで監査に加わった地域住民の感想などが掲載されている。
 巻末の資料編では、規格の根幹部分である基本文書、監査ガイドライン、様式類ほか、運用にかかる標準費用等を収録している。
 これから環境マネジメントシステムの導入を検討されている自治体や取り組みのマンネリ化や財政難・合併等の影響で今後の運用に悩まれている自治体の担当者、LAS-Eの特徴である市民監査により、市民自治・環境ガバナンスの一端を実現していきたいと考えている職員や市民の方々など、多くの人にご一読いただきたい。